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スーパーフルムーンと復興

昨日は宇都宮線の鈍行列車に数時間揺られていました。土曜日のため車内は閑散としていて同じ車両には自分以外に数人だけでした。電車の中で背中側の山の稜線に沈んでいく夕日がとてもきれいで夢中で見とれていました。首が疲れて前に向き直ると驚くほどの満月が現れていました。そのときはスーパーフルムーンのことを知らなかったので本当ただただこの大きな満月に驚きを見いっていました。次々流れていく景色のなかに大きな満月がずっとついてきて心を空にしてただ月のある景色をながめるリラックスした時間でした。 最近はなんにしてもものすごく情報に敏感に神経をとがらせていて気を張っていたり考えていたり、みんなそうだと思います。ましてや被災地の人は特に。いいことも悪いこともすごい情報量におぼれてしまいそうでした。そんな時にこの月はいい意味で気持ちをリセットしてくれる時間を作ってくれました。 昨日の月は20年に一度月と地球が近づくことで14%大きく30%明るく見える貴重なものでした。今思うと自分だけでなく素晴らしいタイミングで多くの人をリラックスさせてくれたのではないかと思います。 震災とこのスーパーフルムーンの因果関係はなく数センチの海面上昇をもたらすだけのようです。みんなを明るく照らしたいいものであったと自分は考えます。 被災地の外では震災に関して人それぞれ色々なとらえ方や気持ち考え方があって言動も本当様々です。節電する人、募金する人、それを必死に促す人、ボランティアに参加する人、復興の為に経済活動をする人、普通でいるようにする人、むしろ仕事を頑張る人などなど。だけどみんな気が張って多すぎる情報で疲れて批判しあったり言い争ったりも目に付きます。でも結局やり方や考えは違っても思ってる方向はみな同じなんだなと思います。誰もが起きてしまったこの震災をなんとか乗り切ろうと今までになくみんなおなじ方向を向いていると思います。そう思うと批判するんじゃなく多様にみんな自分のやり方でやっていけばいいんじゃないかと思います。月をみてそう思いました。 (もちろん誰もがこんな時に被災地の金庫を荒らしたり募金詐欺を働くくそ野郎は許せません) 今日から佐川急便が東北地方への配送を営業所留めにかぎり再開してくれました。こんな早く東北にも商品発送できるようになったのはうれしいことです。 道も原発も流通も本当ものすごいスピードと勢いで復興されていっています。自衛隊も東電の人も消防もNEXCOも、、、みんな本当にすごいです。すごいパワーと情熱でテレビを見ていても涙がちょちょぎれることばかりです。 ぼけっとしてられないです。うちも一刻も早くいつも通りに、むしろ今まで以上にしてお店を開けます。自分も自分のできることを。自分にしか出来ないことかもしれないと思うと気合入ります。 那須もまだまだ大き目の余震を感じることが多いですが心なしか今日からそんなに恐怖心がなくなったように感じます。