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鹿皮イヤーフラップのテストビーニー

鹿皮ビーニー
滑ってばかりのニセコレポートなのでLADEビーニーのフィールドテストもレポートします。 2月23日(水)、昨日までのバックカントリーの連続で疲労もたまりこんでいるので今日はOFFです。ニセコでの完全OFFは今日が初です。 上の画像のビーニーはイヤーフラップのアウターに柔らかい鹿の本皮を、ライナーにシープタイプのフェイクボアを使用しています。ニセコに来てすぐに製作しここまでのライディングでも使用してきています。 このビーニーの狙いはまず耐久性です。現行のビーニーで厳寒の中、グローブを着用したままあごのストラップをラフに扱っているとイヤーフラップが引っ張られ伸びたり緩くなりすぎることがあるためここを本皮にしてより耐久性を高めています。 革は何種類か試しましたが柔らかくかぶり心地のいいこの鹿皮がベストだという途中経過です。厚みのある革より重さの面でも軽量で使い心地もいいです。耐水性をテストしたところミンクオイルでフィニッシュすることで風合いもアップしいい感じです。 もう一つこのビーニーの製作工程を生かして狙っていることがあります。今まではサイズのオーダーはできてもイヤーフラップの間隔(顔の出る部分の幅)はカスタムオーダーできませんでした。しかし当然、目の幅も人それぞれ、被り方の嗜好や、防寒性に対する考え方や視界に対するとらえ方も人それぞれです。 そこでこのビーニーに関してはイヤーフラップの間隔もカスタムオーダー可能にしたいと思います。どちらかというとLADEビーニーのリピーターの方向けのマニアックなカスタムですがより自分にあったフィット感と使いやすさが生まれるはずです。 今年のテストでも実際にイヤーフラップの間隔を変えてみました。視界を確保できる最低の間隔にきっちりイヤーフラップをつけることで顔の露出面積が少なくなり防寒性もUPしました。本当にクソ寒いときは1mmでも肌を出したくないです。 このビーニーはまだまだデザインは試作段階ですが来期の冬には間に合うように商品化していきます。革を使用してルックスもかなりいい感じです。 あとはゴーグルのベルトがあたる部分もゴーグルの着脱や上げ下げでニットが毛羽立ちやすいのでここまで革のアウターにしたいと考えています。もうすこしデザインや仕様は変わってきそうですがどうぞお楽しみに!