lifetime collective ||| T-shirts うんちく
lifetimeの2012S/Sが入荷しています。ネックタグや商品ラベルのデザインもビンテージ感のあるクラシックなものにガラリと変更になりコレクション全体の雰囲気がすごくいいです。
オンラインストアに載せる写真撮影が今日終わったところですのでオンラインストアでのご購入はもう少しお待ち下さい。
そのlifetimeの新作で春夏といえばやはりTシャツです。Tシャツのうんちくを少し書いてみます。
自分の私見ですがlifetimeのTeeは3年くらい前の2009S/Sコレクションくらいの時プリントのクオリティががっくし落ちました。せっかく素晴らしいアーティストのグラフィックを取り上げているのになんてもったいないんだろうとがっくししていました。この頃から様々なプリント方式でグラフィックを生地に落としこむことがハイレベルで普及しだしそのクオリティが一般的となる中で正確にはlifetimeの質が落ちたのではなくプリント方式で取り残されたといった感じだったと思います。このころは特にLADEで作るTeeのプリントクオリティの方がはるかはるかに上を行っていたので必然的にしばらくは残念ながらlifetimeのTeeから離れざるを得ない時期がありました。
しかし昨年の2011S/SコレクションあたりからまたlifetimeのTeeのプリントクオリティがぐんと上がって来ました。Tee自体もこの頃からしなやかで薄手になりTee自体のクオリティがどんとあがりました。価格は前からずっと据え置きの4,200円なのでここからLADE STOREでは再度lifetimeのTeeを多く扱い戻しました。アーティストやグラフィック、デザインが抜群なのでこうなるとlifetimeのTeeが他の扱いブランドでも頭一個抜け出る感じで逆にlifetimeのTeeの扱い量が伸びていったわけです。
そして今回発売の2012S/SコレクションのTee。これがさらに良くなっていてびっくりです。グラフィックプリントのクオリティはもちろんなのですがどう見てもかなりもう一手間をかけて異なるプリント方式をハイブリッドで1枚のTeeに使用しているように見えます。これはなかなかすごいことですが御値段据え置き4,200円。
アーティストのグラフィックのかなり繊細なところまでが生地に表現されていてTeeを買うと同時に絵を買うようなそんなクオリティです。
特にBen Tourの下の画像のグラフィック、水彩の微妙なにじみやグラデーションが高品質で表現されつつペンの細かく緻密なタッチやラインもしっかり鮮やかに表現されています。そして逆にインクのようなベタっとした塗りやはじける強さがコントラストではっきり塗られています。この辺がハイブリットです。きっと。
もういい加減うるさいですね。とにかく今回のlifetime 2012S/S Tシャツのクオリティかなりいいです。Tシャツなんてなんでもって人はいいんですが絵とかが好きな人はちょっとわかっちゃうんじゃないかなって思う違いがありますよ。
少し前は人物ばかりをこのようなきれいな青の水彩で描くことがBen Tourらしい印象だったのですがここのところ動物モチーフが多いように思います。同じくVancouverのアーティストTaka Sudoも同じような時期から描くものが人から動物に変化しました。Vancouverのアートシーンでひとつのそんな時期なんでしょうか。オリジナルアートはさておきなんにしてもアパレルとして着る時には視線のある人物モチーフより動物モチーフが自分は好きかもです。