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STOREエントランスドアの施工 改装日記#81

DIY ドア施工振り返りの改装日記レポートです。実際のDIY施工は4月に行なったものです。すでに完成している増築エントランス部分の最終レポート、『ドア』です。 本当に、ドアとか建具ってのは本当シビアです。室内ドアもうまくいったことがないのに懲りずにエントランスドアを一から作りました。 何が難しいってこの四季のある日本で木製、季節や天候で動きまくるからです。倉庫の扉も苔ハウスのアコーディオン扉も雨が降るとしまらないし乾燥するとすっかすかなんです。湿度で木はこんなに伸び縮みするのかと驚きます。それでもなんとかちゃんとしたドアを作ろうとドアの中にアルミの心材を入れてみたり工夫をしてみました。ペアガラスは不要品の再利用です。
DIY ドア作り 2屋外側と室内側で違うデザインです。屋外は木肌をだしてステイン塗料で仕上げます。室内は壁と同じ仕上げにしてドアを閉めたときに一体感を出そうという狙いです。室内側は腰下が床材を使用した腰壁、上が漆喰で仕上げるつもりです。 なるべく重量がかさまないように努力したつもりですがやたらと重いです。
DIY 手作りドア 3メインのドアとなるので鍵をつけられないといけません。買って来たサムターンを入れられるように説明書の施工メニュアルの寸法どおりドリルやのみでドアを加工しました。 案外すっぽりきれいにおさまってくれてうまく機能してくれました。
DIY 手作りドアドアがおさまって内観はこんな感じです。まだ作りたてなのでおさまりもすごくいいです。が、思った以上に立て付けてみるとピッタリサイズです。雨が降ったりすると嫌な予感がします。ま、そしたらそしたでカンナで調整しましょう。
DIY 手作りドア 漆喰今回のDIYエントランスルーム増築の漆喰担当はうちの奥さんなので漆喰をこねるだけこねてあとは丸投げです。
DIY 手作りドア 漆喰ドア本体の重量がかなりぎりぎりになってしまいましたがRYOBIのドアクローザー玄関ドア用を取り付けました。開けっ放しに出来る角度調整も出来るし、オートクローズする速度も2ゾーンで無段階調整できるすぐれものです。すーっっとしまってきてしまる手前でゆっくり閉じるあれです。
DIY 手作りドア取っ手室内側は漆喰も塗り終わり、塗装した流木をそのまま取っ手としてくっつけました。
DIY 手作りドア取っ手室外側も同じく流木の引き手ですがうまい具合に手でつかむところのあるものを選びました。えぐれた部分をさらに削って加工した後、苔屋さんに苔を植えてもらいました。ドアの色はステイン塗料のブラック系でウッドデッキなどと同じ色にしました。重た~い感じで以前よりもすばらしく入り難い雰囲気の店になりました。ま、それもそれでよしでしょう。見た目はいいドアになり気に入ってます。
DIY 手作りドア取っ手完成した外観はこんな感じです。 思ったとおり雨が降ると閉まりません。。。閉店時の戸締りは外からショルダータックルで締めて別の入口から中に入ります。不便です。削って調整しようかとも思うのですがもう少しするとカラッと乾燥した季節になるのでそこまでは我慢します。いまの一番ジメジメした季節に合わせて削ってしまうとあとですっかすかになって冬、隙間風が寒いってことになりかねません。来年の梅雨時期からまた閉まらなくなったらそこでまた考えるとします。 自分が作ったので文句はありません。むしろ素人ながら今回も意外とよくできた方かなと思います。しかし本当ドアとか建具は難しいですね。こういうのを木の材料の性質や乾燥具合、木目とかをちゃんと理解して生かして作ってちゃんと機能させるのが職人なんですね。ホームセンターで安いホワイトウッドの2×4材買って来て作ってる時点でちょっと無理があるのかなと完成して数週間後、梅雨入りしてしんみり感じました。 一生でドアを作ることなんてそう滅多にないことですが、次回はこの教訓をいかしてもうちょっと慎重に真剣に勉強してドアを作ろうと思います。
DIY テナント 那須LADE STORE