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1.12赤面山単独ハイキングレポート DAY#7

1月12日(火)定休日を利用して一人で近所の山にハイキングに行ってきました。LADE STOREから車で約30分、マウントジーンズスキー場の奥、県をまたいで栃木県から福島県になったところに今は営業をしていないスキー場跡(元・白河高原スキー場 / 元々・赤面山スキー場)があります。この駐車場をスタートしてゲレンデ跡をハイクアップして行き、さらにその上の赤面山(あかずらやま)の頂上までのコース、距離は約3km、高低差+621m(1080m→1701m)です。 地図は昭文社の山と高原地図12『那須・塩原』です。この地図は945円だしこのあたりの山やトレイルなどが分かりやすく載っていておすすめです。本当はカラーです。 今回は次回行きたい三本槍岳の帰りコースの下見の為と最近すっかりたるたるな自己トレーニングの為に行ってきました。そのため今回は必要でない装備も全て背負って予行演習です。 ざっとスノーボード、スノーシュー、ストック、ゾンデ、シャベル、ビーコン、食料、水、バーナー、雨ガッパ、地図、コンパスに加えてセルフポートレート用に三脚と一眼レフカメラ!いやいや本当に重かったです。本番は身軽に行きますがいいトレーニングになりました。 天気は曇りのち雪、無風、気温はやや暖かめでフリースでハイクしていて汗ばんでくるくらいです。 廃墟となっているスキー場の建物、スタート地点はここです。今回自分の一番の敵はこの廃墟たちでした。ボトムのこの建物もリフト乗り場や小さな小屋などといった残された建物が物悲しく不気味で一人なので怖かったです。でも逆にリフトや建物、降雪機などもまだ使えそうな新し目のものばかりでもったいないなぁと思いました。すぐに営業再開できそうな感じです。 コースは写真の右手の方に登って行きます。
1本目のリフトを登りきったところです。このあたりまでは視界も良く無風で斜度もないので余裕でした。福島、茨城側の景色が最高です。ただ肝心の雪の状態はここ数日の積雪がなかったこともあり風で飛ばされ硬めです。それでも吹きたまっいる沢もありくだりを楽しみにハイクアップしていきます。 なかなか雪の深いところもあったり草木の上に雪が乗っている部分も多くスノーボーダーはスノーシュー必須です。坪足ハイクは無謀です。 この上から斜度はきつくなってきます。でもゲレンデ跡なので見通しもよく上りやすいです。この2本目のリフト横はゲレンデ跡でもかなり雪庇が育って先端が崩れて小さな雪崩になっている所もありました。今回は雪が降ってからしばらくしてからのコンディションでしたので問題ありませんが多量の降雪後などは単独ハイクはあまりおすすめしません。ビーコンなどの装備もあるに越したことはないですね。 2本目のリフトを上りきるとスキー場エリアは終了でここからは林の中を上って行きます。木の枝などにピンクのリボンで赤面山までのルートをガイドしてくれていますが前の人のトラックがないと夏とちがい雪の上はすこし難しいです。林のなかは雪の状態もぐっとよく帰りのツリーランが楽しみです。林を抜けると木立もぐっと低くなり荒涼とします。ピークまではもう少しですが一番難所でした。木立の上に積もった雪を踏むとスノーシューでもずぼっと抜け落ちてしまいます。帰りも滑れそうにない岩がところどころ露出した普段は常に強風が吹いているであろう地形なのでここの辺でやめて滑り降りようかとも思ったのですが頂上まではなんとなく行って見たいものです。
これが頂上です。頂上近くから天候は雪に変わり視界も悪くなり展望を楽しむことはできませんでしたが4方に調子の良さそうな斜面も見受けられます。がっつり降った後ならばずいぶん楽しめそうです。 しかし山頂標識にできた雪の跡が物語るとおり風がとんでもなく強そうです。風は要注意ですね。とくにスノーボードを背負ってると危険です。
さて楽しみなくだりのスタートです。登りながら楽しそうな斜面を探しながら来ましたがなかなか思い通りの場所に出れない未熟さがかわいらしいです。 頂上周辺の開けた地形は吹き溜まっている場所をぴゅーっと滑り、その下の林にはいりました。雪はぐっと良くなりましたがいかんせん木の間隔が密でバックパックを背負って滑るにはルート選びが難易度高めです。でもやはりここが一番楽しい場所でした。 スキー場に出ると雪は硬くしまっていて、楽しそうに見えた沢も表面がぱりぱりでそれほどでもありません。 滑ると下りは本当にあっと言うまです。登りは約2時間半でしたが下りはわずか15分です。あんなにきつかったのぼり斜面もスノーボードだと2ターンで終了。だけどリフトで登ったのと違い1ターン1ターン大切に滑れます。 わずか15分でしたがそれなりのアドベンチャーを楽しめました。しかし逆にスノーボードという乗り物はすごいですよね。歩いて下りたらもっと時間も労力もかかりますが早いうえに楽しい!最高ですね。 次回の本番三本槍が楽しみです!