NEWS

雪板 Shaping !!!

先日の軽井沢プリンスでの【GREEN.LAB試乗会&LADEビーニー展示】でゲットした雪板ベース。ついにシェイプを開始しました。 そもそも雪板とは。。。雪の上で乗って遊ぶ板です。スノーボードと違ってバインディングはなくスケートやサーフィンと同じようにバランス感覚で乗ります。スノーボードの原点も風呂の蓋の板に乗ったと聞いたことがありますのでより原点に近いものです。 当然その辺で売っているものではないので板を購入して自分でシェイプを決め、削りだしていくわけです。この辺がDIYスピリットを刺激します。 興味のある方は是非Sweet Grassのバックカントリードキュメンタリー『Signatures』をご覧下さい。そこでも五明淳君が雪板をシェイプする姿が大きく取り上げられています。Signaturesはすでに日本だけでなく北米でもすごい話題作なのでご存知の方も多いと思います。自分にとってかなりこのMOVIEは革命的でした。人生No.1スノーMOVIEですね。普通のスノーボードMOVIEではなくドキュメンタリータッチで滑りもライフスタイルもその地に根付いたカルチャーもものすごく魅了されました。雪山好きな方は必見です。
さて、本題に戻り雪板Shapeです。ベース材は南木曽のヒノキ材をつかって中学生が部活動の一環で製作しています。この部では自分達で地産のヒノキ材を使って板を削りだしスノーボードやスケートボード作り出し自分の作った板の乗っています。すでにやっていることは彼らが生まれたころからスノーボードをしている自分なんかよりずっと高い位置にありますね。そんなことを言うとなんかパンクなイメージですが極々普通の田舎の中学生達です。雪板ベースの売上が部費となるのも素敵です。自分達で稼ぎ出しています。前後にキックが付いていて横から見るとすでに雪板の形になっている優れものです。このキックがあるお陰で切るだけで雪板になる『雪板ベース』です。このキックがないと自分で板を曲げるか、厚みのある板から削りだす必要があります。それだともう大変です。雪板ベースが欲しい方はGREE LAB | 山喜WOODCOREのオンラインショップをチェックしてみてください。自分達が買い占めてしまいましたが(笑)あと1本ありますよ。 どうやってシェイプを決めたかはまた後で。トレースした鉛筆のあとをジグソーで切っていきます。さすがヒノキ、切っているといい香りがします。そしていつもSTORE改装でつかっている2×4材などのホワイトウッドなんかよりずっと硬くて軽いです。木の種類でやはりかなり変わるもんですね。ヒノキが貴重なのも理解できます。
ジグソーで切り出すともう形はほとんど完成です。ここまでわずか15分。それを今度ははカンナで丸くしていきます。ここからはいままでスノーボードしてきた経験と知識とみてきたものの見よう見真似で脳ミソをフル回転させてどこをどう削っていくか考えながらです。
次いでやすりがけです。荒いものからだんだん細かいものにしていきながらけずって磨いていきます。まだまだ完成ではありませんがとりあえず今日はここまで。すっかり雪板の形になりました。
自分の雪板のシェイプは Gentem StickのMantarayをトレースさせてもらいました。四角の雪板ベースを有効に面積を減らさず活用するのに適したビッグスクエアノーズ。とりあえず雪板一本目、ツインチップでないスノーボードで参考にするならGentemだろうという安易なところですがトレースさせていただきました。
まだまだ完成には程遠くこっからが楽しいところですが今日はここまで。すでに素敵な趣きで乗るのが楽しみです。これからもっと削って磨いて、そして塗装をしていきます。続報はまた追って。 ブログの雪板カテゴリー追加しましたので、あとからでもまとめて追っかけて見れますよ。