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歌津FISHERMANビーニー定期作戦会議

南三陸町 手編みニット帽 今日は那須から山形県最上町経由で宮城県南三陸町歌津に行って来ました。歌津もなかなか厳しい残暑で海が目の前だけに湿気がありそのかわり風があり那須や飯豊といった内陸の山とはまた違った厚さと空気です。 空は青く、雲がきれいでした。海には以前にも増して漁船の姿が多く、漁師町にやはり船が戻って来ると皆人が生き生きしてきているように見えます。まだまだまだまだ復興なんてとりかかりに過ぎず何も変わっていないことのほうが圧倒的に多いですが、南三陸町の人たちの絶え間ない努力や強い諦めない心にここに来るたび本当に頭が下がります。 今回の歌津訪問は取材依頼を受けた新聞記者さんも一人同行していました。なかなか今までどうしても聞けなかったことがたくさんありますが、今回記者さんが一緒だったことで取材中にかなり多くを聞くことができました。改めて津波の凄まじさや恐ろしさ、津波が奪ったものをリアルに感じ知ることができました。それと同時に、なのにもかかわらずみんなの心の強さに改めて感服します。前にも書きましたがこの歌津産ビーニーのプロジェクトを通じて学ばせてもらっているのは本当自分の方で学ぶことだらけです。ただもう感謝に尽きます。 歌津 手編み帽 さて、今回も南三陸町歌津MADEのFISHERMANビーニーの講習というかお母さんたちとの作戦会議がメインです。今回はもう教えるというよりみんなで机を囲み編みあがったものを見ながらみんなで意見を交換したり、どうやったらうまく編めるかの知恵を出し合ったりしました。『先生』とおかあさんたちに呼ばれる自分は多少先生らしいアドバイスを。といったところです。 ビーニーは耳なしのトゥックタイプのクオリティはもうほぼ文句なしなのでボーダーパターンでアクリルウール混合のFISHERMANの制作に入りました。秋冬春までの普段かぶり、雪上などなど幅広く使えてかぶり心地も楽で心地いいです。 耳付きのタイプも編みはほぼ90%クリア、あとは縫製ですがこの耳付きビーニーの縫製が一進一退といったところでやはり難易度が高いので苦戦しています。もうすぐ冬。それまでになんとかLADE SNOW ビーニークオリティのFISHERMAN耳付きを歌津で製品化に持って行きたいと思います。もう一歩、あともう少しをあせらず確実に行きたいと思います。 多くの方にFISHERMAN耳付きタイプを期待して待っていてもらっています。申し訳ありませんがもうすこしお待ちください。 ビーニー LADE