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Taka Sudo Zine 【DAILY WORKERS issue / neutrality】発売

taka sudo zine

Taka Sudo (TiFdyL) DAILY WORKERS Issue / Neutrality

taka sudo zine昨日に続きTaka Sudoのアイテム。初の本格的なZine、50部限定生産は本人による手作業で直筆のナンバリング、サインが入っています。クリアカバーつきのA5サイズ、モノクロ52ページ、価格は1,000円です。 Zineというのは日本でまだあまりなじみがないかもしれませんがアーティストやイラストレーター、デザイナー、クリエイターが自己出版する手記だったり、冊子です。どれもだいたい手作りのものが多いので出版数も少なく人気のアーティストのものはすぐになくなったり、Zineコレクターもたくさんいてなかにはプレミアが付くものまであります。もとの価格も出版部数もまさに様々です。
今回のTakaのZineを個人的にこう見るとおもしろいなということを書きます。見方は人それぞれなので参考までに。 Takaがカナダをベースとして絵を描き10年ほどでしょうか、、、東京とバンクーバー、新宿の喧騒と人っ子一人いないコーストマウンテンの雪山の中の静寂、芋焼酎とグレイシャービール、そんな対照的な二つのライフスタイルをあわせもち社会に触れ、自然の雄大さに触れ絵を描いている一人の人間を想像してZineをパラパラしてみてください。 アーティストというよくわからない人物像はすぐそばにいるごく普通の一人の人間になるんじゃないかと思います。隣の人は新聞屋さん、その隣は自営農家、向かい隣は電気メーカーにお勤めの人、その隣は絵描きさんとそんな感じでしょう。特別な人ではなく絵を描くのがプロフェッショナルでそれがお仕事の一人の人です。そんな感じでZineの中のモノクロ作品を眺めると絵の見え方も変わってくるんじゃないかと思います。 Takaの絵はニュースペーパーや写真、ワードのコラージュ、アクリル画材、ペン、ステンシル、レタリングなどを駆使したミックスメディアです。絵には本当に様々なものが見えてきてどうやって作っているかに当然興味が湧きます。このZineではやはりそういうものもこつこつもんもんと、時にるんるんと手作業でやってるんだなというのがわかります。 やっと、Takaは何を思って何を表現したいためにこの作業をしてこうやって絵を描いているんだろうと頭をよぎります。ヒントを探して目で絵の中を行ったりきたり。答えはみつからないから実物の色の付いた絵とこの人に会ってみたくなる。このZineはデザインや構成などもちろんTakaの感性がすごくかっこよく形になっていて字もなく読みやすいのにアートとの距離をさりげなくも縮めて日常的にしてくれます。 絵はいいですよ。生活の中にあると急に景色も心も単調でなくなる感じがします。そして絵も絵描きももっと日常なものならおもしろいなと思います。まずはZine1冊いかがですか? Taka sudo Zine 扱い店LADE STORE