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久しぶりのクラシックHeadphone入荷

elega_DR-631C 久しぶりにクラシックヘッドホンが2機種3個入荷しました。どちらも以前よりデザインが気に入っていて欲しかったヘッドホンです。 1個目はElegaのDR-631C。1960年代から現在に至るまで形を変えずプロ用のモニターヘッドホンとして使われている名品です。入荷は2個で正確に何年製かわかりませんが出音もばっちりです。ハウジングの塗装の剥離はあるものの破損箇所も機能も問題なく名品の耐久性の証明です。高いクオリティが維持されています。 世界で唯一放送規格(BTS)をクリアーしたヘッドフォンであることなど一般的に音楽を楽しむヘッドホンとはそもそもコンセプトが異なりいい音を出すのではなく正確に音を表現するヘッドホンとして録音用、モニター用などに使われるプロフェッショナル用のヘッドホンです。 現在でも形をかえず受注生産で製造されているというのがしびれます。 そもそも自分はデザインに惹かれました。耐久性を重視した調整機構付きの金属のヘッドバンドは何年を経過しても頑丈で本皮でフィニッシュされています。無骨さと機能美。ハウジングが左右で青と白に塗り別けられているのも特徴です。手作業で一つ一つ作られている手間と愛情、JAPAN MADEがにじみ出ています。 PIONEER_se-300 もう一つはPioneeerの75年製のヘッドホンです。こちらももちろん日本製。35年前のものと思えないデザインでかなり以前より探していました。ハウジングの曲線とパンチングドットのデザイン、ヘッドバンド内部の黒い合皮のポコポコしたデザインが気に入っています。 自分が生まれた年代の日本製品。誇らしいMADE IN JAPAN。絶対的な品質とオリジナリティあるデザイン。頑固さとか愛情、情熱がモノからひしひしと感じます。30~40年前ですがモノを作る人間としては見習うところがもちろんたくさんあります。進歩と共になくしたり忘れ去られたものもたくさんあるわけで古いから遅れている、劣っているという図式は成り立ちません。