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苔屋 -Kokeya- | 新作モミジ | オンラインストアにアップと能書き

那須のミニ盆栽『苔屋 -Kokeya- 』のミニ盆栽モミジを数点オンラインストアにアップしました。現在店頭の苔ハウスで展示販売しているものの中のごく一部ですがなんとか通販で運送しても大丈夫そうなものだけアップしました。今まではコケボンなど苔の盆栽のみオンラインで販売していましたが今回は一種のチャレンジです。 モミジはここのところ季節が暖かくなってきて本当に葉を青々とさせいっぱいに広がっていてきれいです。生命力を感じます。昨年の秋頃から盆栽を販売管理しつつ楽しんでいますが自分はモミジがおすすめです。日本の気候で自然に育っているのでとってもタフで手がかからないです。秋には紅葉し冬に葉を落とし春にみずみずしい新しい葉が誕生し夏にかけてグングンと葉を開いていきます。ものすごく動きがあって四季を感じさせてくれます。 こけや 先週の日曜日のテレビ東京「ソロモン流」をご覧になった方もいらっしゃると思います。さいたま市盆栽町の老舗盆栽園『清香園』の5代目 山田香織さんが出演していました。『盆栽』という歴史のある一種敷居の高い芸術を『彩花盆栽』という誰にでも楽しみやすいスタイルで多くの方に広めている方です。番組は終始とても興味を惹かれましたし感心しました。自分と同郷であり同年代ということもありとても刺激を受けました。 芸術、アートというものは何かとっつきにくいもののような雰囲気があります。日本は歴史のある国だからでしょう。芸術の分野でもそれこそ歴史のあるすごいものがたくさんあるのですが逆にそれが一種の気持ちの中での敷居になっているのではないかと思います。アメリカ人やカナダ人がさくっと好きなものは好きでそれらを自分に取り入れられる自由さがあるのが羨ましくなることもあります。 盆栽も絵(アート)も自分はプロフェッショナルではなく扱う側、売る人ですがどちらもその前に一ファンです。どちらもものすごく興味をそそられる楽しいものです。一回実物をそばにおいて楽しむとその世界がもっと見えてきます。そうなってくると歴史のあるすごいものはやはり素直にすごいと感じます。アートにしてもスポーツと同じく人間の限界のようなものまで感じさせてくれるものまで様々、奥が深くそして常に進化しているおもしろいものです。 小さい店の一店主として自分もなるべく入口を広く敷居を低くこの楽しいもの中に多くの人を招きいれて行きたいと思います。とくに10代20代の若い人に変な親父と思われてもいいのできっかけになれるといいですね。ただ、入口と同じ大きさで出口も広く大きく開けておきます。感じ方や興味嗜好も人それぞれですから無理強いはいけません。 ところでミニ盆栽もそうですがミニ盆栽たちの大きな器『苔ハウス』も季節柄おもしろい動きを見せています。 苔ハウスの周りの苔からは中に種が入っていたんですね、様々な植物が芽吹いてきました。
苔ハウスの中のミニ庭園の小さな木立では毛虫がさなぎになろうとしています。自然はすごいですね。虫も草木も本当毎日大忙しで色々な準備に追われています。季節は待ってくれないです。