LADE clothing / collection vol.9 [ Hello ] by Taka Sudo

【LADE clothing / collection vol.9 Hello】 Taka SudoによるLADE clothing collection、10年目の第9弾目の完成です。 2003年、LADEは着られるアートとして、アートをもう少し身近なものにというアート寄りのコンセプトでコレクションを作り始めました。飾られる絵画よりも着られるTシャツ、普段から目にするところから日常がより楽しく、カルチャーもそう流れていったように思います。数年でアートの要素を取り込んだTシャツというものが世に広まりそれが当たり前になってきました。ファブリックへのプリント技術や方法も次々と開発、発展していき様々な手法でグラフィックやアートが着られるようになって行きました。 LADEのコレクションはそのあたりからアートとデザインの中間へそしてよりデザインの方向へとシフトしていきます。今コレクションは前vol.8よりもさらにアートからデザイン寄りのものを目指しています。しかし文字の転写を含めたデザイン原画の製作過程全てを手作業で行うことでアートの要素を残しています。それは高品位のインクジェットプリントで細部の細部までTシャツに落とし込んだ表現からアーティストのブラシストロークやキャンバスの素材感、インクのかすれから感じてもらえます。そういった複製のできない生の躍動感であったりオリジナルのパワーをアートとしてつくられたデザインの中で見出してもらいたいと思います。 vol.9のタイトルは世界で最も認知されている単語” Hello ” “Hello”はこれ以上に類のない世界最強のコミュニケーションツールではないでしょうか。 そして意味や価値、理由や背景、真実といったものを伝達する手段としてデザインの機能は存在します。”Hello”をアイコンに新しいコレクションをお届けします。 本コレクションも現時点でのLADEで可能な瞬間最大風速で制作しています。見える所ではアートとして作ったデザイン原画とそれを表現するプリントクオリティ。そして見えない所ではありますがすべての製作工程でかかる地球への負荷を考慮し、少しでもフェアであることを選択しています。 この画面上ではなく実物を手にしてもらったとき、袖をそおして一日を過ごしてもらった時にはじめてそれらは皆さんに伝達するはずです。 “Hello.”