山形蔵王温泉スキー場 with SLOPETACTIX　||| DAY23

SLOPETACTIXの高橋洋介氏からの数日前の電話、 『蔵王、降ってるんで結構積もりそう。22日あたりはばっちり高気圧が入って晴れそうですけど。』『はい。行きます！』という流れで写真も撮りたいし蔵王へ。 しかしなぜか風速15mの暴風雪。白いし見えないし風がもうすごい。ロープウェイ山頂のカフェでコーヒーで様子見。しばらくしても変化なし。こんなひどいコンディションだからこその練習と新しいルートの開拓を目的にバディでバックカントリーへ。いい経験といい練習！だけど洋介さんの背中を凝視して視界からはずさないようにぴったりストーキングです。 トラバース、小沢、トラバース、ただただ必死について行きます。アドベンチャー、そしてディスカバリー、ちっぽけな人間との対比を感じる威厳ある山と自然の中に身を置いている。大好きな感覚です。 高橋洋介の真っ白な暴風雪の中での的確な動きと方向感覚、知識、経験。自分と大きくかけ離れたポテンシャルを感じるのみです。道中もこの話をしていましたが山の形や様子、雰囲気をみたり滑った時間や速さで移動した距離感をつかむこと、太陽や風や木や沢から感じる方向感覚。実はいろいろな要素が常にありからみ合って判断している。こうだよという理屈を抜きにして持っている能力を感じます。都会生まれで幼い頃から20歳過ぎまで都会育ちの自分がかわいらしいです。 ハードなコンディションながら新しいルートを開拓、確認ができSLOPETACTIXとしても実りのある一日になったと思います。自分はもう学ぶモノだらけでした。しょっぱい天候のときこそ楽しむためにもガイドが本当貴重ですね。 ゲレンデに戻るゆるやかな長い登りのブナ林、ダケカンバ林は天気が少し回復しのんびりとのスノーシューイングを楽しめました。いい一日でした。ありがとうございました。